2014年08月01日
8月1日 夏休みの課題
今日から8月。カレンダーを1枚破きながら白いままの空白を眺めて今、出来ることを考えている。
たとえば、読書。SCで出かけることが多いときは、夜の読書は心をほぐしてくれる随筆や共感できる
ものを選ぶことにしていたが、それはいわば睡眠導入剤の役目を果たしてくれるもの。
だが、翌日予定のない時は、そして少しまとまった時間のあるときは、図書館で新刊の専門書などを
借りてくることにしている。
この本「ひきこもり500人のドアを開けた!」は宮崎県都城市在住の精神科医・水野昭夫Drの
「往診家族療法」についてフリージャーナリストの宮淑子氏が書かれたもの。
14年5月末の発行である。
東京シューレや戸塚ヨットスクール、大阪の長田塾など、かつて脚光を浴び、賛否を巡って専門家が
討論を戦わせていた頃は「教育の森」の編集者としてペンをにぎっていた方である。
東京シューレは今もしっかりした組織として、山手線沿線からその学校が見えるが、暴力行使での
登校刺激や根性論を振りかざしての対応は当事者や家族を困惑させるだけではないだろうか?
AQUAを閉じてから、ちょこちょことメールでの近況報告や、喫茶店などでの面談を繰り返してきた。
8月中にも実は、何ケースかの「その後の様子について」の予定が入っている。
家族療法は、放送大学大学院に籍を置いていた頃、興味を持ち、また有効な手法だと思っていた
ものである。
今回、この著書を読んで改めてその実効性ややり方に共感できるものをたくさ見出した。
地方都市で、協力者・理解者も多いから出来る療法だと思う。有効なのであれば、かかわってきた
彼・彼女達の家族に提案してみてもいいかな、と。