2020年06月14日

いとうみくさんの小説

いとうみくさんの小説
いとうみくさんの小説

 飯山図書館が開いたので、新刊の児童書を2冊借りてきた。スマイル

いとうみくさんの「ごきげんな毎日」(2020年4月30日発刊文研ブックランド小学校低中学年向き)

「朔と新」(新はあきと読む。2020年2月4日講談社こちらはヤングアダルト向きかなと思う)

精力的に文筆活動をされているのだろうが、後者の物語は3歳ぐらい年の離れた兄弟のお話。

暮れに父親の郷里、仙台へ帰省することになり、弟・新の都合で1日遅らせて大晦日に2人で乗った

高速バスが事故を起こし、兄は全盲になってしまう。陸上長距離の選手として将来を期待されていた

新は走ることをやめてしまうのだが、養護学校で自立を学んだ兄・朔はブラインドランナーとして弟に

伴奏者となることを提案し、2人で走る。父親はあまり出てこないが、母親との葛藤はシビアに描かれている。

登場人物がていねいに描かれていて、なかなか面白かった。ブック

途中から全く視力を失って生きていかなければならないということは、視力「見ること」に頼って生きて

いくことが多い私たちにとって、大変深刻な問題だと思う。その分、耳が鋭くなり、嗅覚が発達して、と人間の

体はよく出来ていると思うが。絵本や随筆を書かれている三宮まゆこさんのことを思い出した。

目の前に見えるものだけでなく、心の目で俯瞰することの大切さを教えてくれたような気がする。



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Posted by TEA.JAM.CREAM at 08:23│Comments(0)日記
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