2012年02月26日
2月25日 家で死ぬということ
今年になって、近所のお年寄りの訃報を4件聞いた。同行(?)といって近所付き合いの範囲なのだろう。会葬して、或いはお悔やみを託けて…よく知らない方のことも多い。
昨夜はNHKのドラマ「家で死ぬということ」というのを渡辺美佐子さんに魅かれて観た。学生時代、都民劇場というのに入会していて、月1回ぐらいのペースで新劇を観ていた。劇団・民芸や俳優座、前進座なんていうのもあって、楽しみに出かけて行って演劇論をたたかわせていた時期もあった。渡辺美佐子さんはたしか、新劇の女優さんだったと思う。演技が素晴らしかった。
白川村の美しい雪景色と、自宅で最期の時を迎えたいと切望する久子さん、娘婿や孫とのやりとり。阪神大震災で家族を失った女医さんなどが登場人物として描かれていた。最期のときを自宅で、というのはわがままなのだろうか?
私はホスピスでもいいかな、と思っている。できるだけ、苦痛が少なくてあまり長い時間でなくて構わないので、会いたい人に会って別れを告げて、なんて我侭な希望を持っている。
災害に遭って突然、なんてこともあるのだから、やはりそろそろ自分の身辺整理はしておきたい。インフルエンザにかかったときでさえ、不安で仕方がなかったのだから。
講壇にはピンクの椿がたくさん飾られてあった。かわいかったので、写真を撮った。

Posted by TEA.JAM.CREAM at 12:36│Comments(0)
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