2014年02月02日
2月2日 アスペルガーの館
「アスペルガーの館」村上由美著を読んだ。村上さんは言語聴覚士をされている。
本の表紙には夫の真雄さんと並んだ写真。背後には大きな本棚。
お2人ともアスペルガーだとのこと。真雄さんはプログラマーの仕事を自宅でされている。由美さんは執筆活動、
講演や「声に関するセミナーや自治体の発育・発達相談など多様な仕事をされている、とのこと。
この本を読んでアスペルガー症候群と診断された大人の方(それが理解できる年齢に達している青年)や子ども
が荘かもしれない、或いはそう診断された親御さんは少し安心したのではないだろうか?
理解し、許容することで、発達障害の子どもにも、社会へ出たとき、偏見や疎外感に曝されることなく自分の人生
が生きられたら、どんなにいいだろうか、と思う。
由美さんは72年うまれなので、40代になられている。その頃、私の子どもと同世代だが、まだ、あまり発達障害
という認識は一般的ではなかった。個性の強い少し変った子、というような扱いで学習能力が高ければ、普通の
学級で何とかやっていけていた。知的に問題がない子であるならば、得意な教科では力を発揮したし、崇拝の的に
なることもあった。
今は、コミュニケーションが取れないと学校生活がかなり苦痛になり、10代でも新型鬱病の診断が下されることも
ある。
昨日は斉藤万比古氏の「思春期のトラブル」という講演を聴きに行った。いくつかの事例をあげて、「不登校・ひきこもり」
の興味深いお話を聴いたのだが、あてはまる事例を私も抱えていて、随分ヒントをもらったような気がする。
解決への道のりは長いがそこには、家族のかかわりが大切だということに尽きると思う。
Posted by TEA.JAM.CREAM at 09:43│Comments(0)
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