2013年10月31日
10月31日 瀬戸内芸術祭・高見島と再び粟島
快晴に恵まれた30日、多度津港から高見島へ。8時半には着いていたのだが、既に長蛇の列で高速艇には乗れず、9時5分
の定期便で高見島へ。18日に本島から粟島へ行く途中見かけた黄色い旗のはためいていた島へ上陸した。
石段を登り、古い民家や神社のアートをたくさん見た。途中、梁に頭を強打するハプニングもあったが、茶粥のお接待もあり島民
のおもてなしに心が温かくなった。

なっていて、粟島へ行く船を待つ間もずっと「エマオへの道」を読んでいた。
粟島ではオジサンが国立海員学校の中を見ている間も海風に吹かれながら、そのすさまじいインタビュー記事を読んでいた。
6人家族の半分と飼い犬が死んでしまったり、遺体で見つかったりした方の淡々とした語り。「それでも前へ進まなくては。」と
残った家族で歩き出した方や、移転や閉店でひっそりしてしまった商店街で商売を続行されている方。
頑張れ、といわれてもこれ以上頑張れない、というのが本音だと思う。
見終わって出てきたオジサンとしっぽくうどんを食べた。野菜がたくさん入っていて、柔らかくておいしい。
その後、もう1度見たかったガラスの中に草花を閉じ込めたアートを見て、小学校へ行き、高見島へ戻った。
白いヒイラギモクセイの花がきれいで、香りもよかった。
高見島へ戻ると須田港行きの列にたくさん人が並んでいて、臨時便も出されるようだった。多度津港行きも臨時便
(10分早く出港)には間に合わず、長いこと並んで15時50分発にやっと乗れた。オジサンの友人(退職された先生)
にもお会い出来て、懐かしかった。疲れたが昨日しか空いている日がなく、思い切って行ってよかった。
蛸の家の木彫の蛸は蚊帳の中に飾られていたし、アクリル板の絵馬はきらきら輝いていた。古民家の欄間の松も
大きな古時計も懐かしかった。
さあ、レポートを仕上げよう。そして、午後はSCへ。仕事も食事会準備もしなければならない。瀬戸内海の静かな海
は今日も穏やかに島人や芸術祭に来た大勢の人々を迎えていることだろう。
Posted by TEA.JAM.CREAM at 09:37│Comments(0)
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