カウンセリングルーム　AQUA

　さっきから外でミンミン蝉が鳴いている。この声を聞くと、確実に梅雨明けである。
昨夜は眠れないほどの落雷や豪雨だったが、今朝は蒸し暑い。
台風の雨が去った後は、きっと梅雨明け宣言があるのだろう。  

　今朝は天気予報は曇り降水確率５０％だが、日が射している。庭の北側にはきのこが生えている。
連日の高い湿度と雨のせいだろう。
今日はアメリカの独立記念日。朝ドラのヒロインも漫画家として生計を立てていく志を捨てて、他
の道を選ぶべく、秋風塾を独立していった。
　昨日のせんきちじいさんの｢どうやってでも、どこででも生きていける｣ということばが印象的だった。
そうだ、道は一つではない、自分で決めなさい、と別室登校生徒や進路で迷っている生徒によく先生
がアドバイスしていた。それはそうなんだけれど、高校生にとっては入試を経験して選んだ道、手に
した切符、そう簡単に方向転換出来ないだろう。だが、今、苦しい彼らにとって選択を迫られたとき
｢やめます。やめて、他の道を選びます。｣と意思表示出来る子は少なかった。
　まして、中学生ともなると、まだ、親のこうあってほしいという願いも背中に感じながらの日々。
葛藤を繰り返して｢どうやっても、どこででも生きていける｣にたどり着くのはずっと先になるだろう。
自分で魚を捕れるように親は舟ぐらいは、餌ぐらいはそして、現代ならライフジャケットも用意して
それでも大海に送り出して時々、望遠鏡で見守ってほしい。魚を捕る術(すべ)も教えず、高額を支払
い、捌いて皿に載せてさあ、食べなさいという親もいれば、舟すら餌や竿さえ与えず、自力で調達
せよと放置する親もいる。どちらがいいのか・・
　反社会的な行動を刹那的に取ってしまう若者の事件が多発している。魚の捕り方も豊かな暖かい
食卓も経験していないのか、と思う。昨日は捨てられる衣類のことがトップ記事になっていた。
捨てられる食材も大量にあると聞く。どこか間違ったシステムの社会になっていっているのでは。

　今日は紫陽花を土に下ろしてもらう。５００円の買い物券でゲットした、花が終わりかけの紫陽花。
それでも、長い間、花を愛でることが出来た。花の生命力に驚いた。
　冷蔵庫の中は、昨日収穫したピーマンとトマトと茄子で満室状態である。せっかく採れた新鮮な野菜無駄なく使い切りたい。  

どうしても眠れません。
｢暮しの手帖｣を読んだり｢図書館につづく道｣を読んだりしています。(>_<)風が少し強くなってきたようです。