2013年06月18日

「ひまわり」沖縄は忘れないあの日の空を



16日、日曜日にまなびらんどで映画を見た。会場はがらがらで、上映時間の少し前には、みなみかじ・エイサーの踊りもあり、上映の挨拶で、今、沖縄で懸案事項となっている基地の移転問題やオスプレイの演習が語られた。
 1959年、沖縄の宮森小学校へ、米軍のジェット戦闘機が墜落、学童11名、近隣住民6名の尊い命が奪われ、重軽傷者210名という大惨事の実話を元に作られた12年の映画で、県内では高松や宇多津で上映されたようだ。

 宮森小で同級生や友人を失った良太(痩せた長塚京三さんが演じていた。健康面の心配はないのだろうか?)、孫で琉球国際大の学生が須賀健太君、恋人役に朝のNHKドラマ「あまちゃん」の能年玲奈さん、59年の墜落炎上事故当時の小学校の先生役に福田沙紀さん、というキャスト。
 「ひまわり」と聞くと、ソフィア・ローレンの映画を思い出すが、南国・沖縄にも向日葵はよく似合う。今の大学生はあんなに幼いのかな、とオジサン。確かに、思想的にも彼らの活動も子どもっぽいとは感じたが、彼らなりに一生懸命調べたり、インタビューをしたり、コンサートを開いて59年の出来事を風化させないように訴えていたのは、伝わった。
 ひまわり畑のラストシーンはすばらしかった。基地問題は解決に時間がかかりそうだが、沖縄の人々の人間的な温かさ、抱えている問題の深刻さを私達も身近なこととして、認識していかなければ、と感じた。
 女子大生のあまちゃん、朝は東北弁、映画では独特なイントネーションの沖縄言葉を話していて、女優さんは大変だね、と・・・フイルムニコニコ  


Posted by TEA.JAM.CREAM at 15:02Comments(0)日記