2013年06月23日

6月23日 私にとってのMt.Fuji



古い携帯電話に残しておいた富士山の写メ。これは、母の葬儀の後、遺骨を持って子どもの車で、香川へ帰るときに、立ち寄った富士パーキングエリアで撮影したもの。11月初旬、正確には11月9日の午後だったと思う。うっすらと頂上は白いが初冠雪の後だったように記憶している。

 ここは、思い出のサービスエリアである。6月に生まれた子どもが、なかなか立たず、歩かずで、足も小さく1度病院へ連れていこうか、と
思い悩んでいたお正月、もうすぐ1歳6ヶ月という頃、やっと富士山を背景にすっくと立ったのである。オドロキその時、被せていた帽子やコートの紺色まで鮮やかに覚えている。
 私のお腹には第3子が宿っていたし、あまり体調もよくなくて、あんよの稽古をしてやらないからだ、と母に叱られた。中腰になって歩く稽古をさせてやるのがしんどかったのだろう。お正月、帰省した鎌倉の家で、母が子どもの手を持って廊下を歩く稽古をさせてくれたのが、功を奏したのだろう。立てば、それからは早い。かわいいやわらかな皮の靴がすぐ送られてきた。10センチか12センチだったと思う。

 その母の葬儀へ行った帰り道で、見た大きな富士山。新幹線の車窓から見る富士とは違って大きかった。「ここで初めて立ったのよ。」と懐かしそうに話したのだが・・・

 世界遺産に正式に登録された富士山。日本中が明るい話題に喜んでいるが、ますます混雑するだろうな。管理者のご苦労を思う。オリンピック誘致にも有利に働くのだろうか?その頃、元気でいられるように、体力維持に努めなければ、と。
   


Posted by TEA.JAM.CREAM at 08:51Comments(0)日記